内田樹さんのブログ「内田樹の研究室」に掲載されていたものです。
内田さんの著書は韓国で多数翻訳出版されており、多くの注目を集めていますが、その中で朴先生(それ以外の情報はここにはありません)という方の質問に答えるシリーズということで、その第一回です。
韓国からの目で見て気になるところが、内田さんのの「政治的立場」というところでしょう。
韓国では「リベラル知識人」として知られているということですが、一方では武道家でもあり武道の道場を主催してもいる。
さて、それに内田さんがなんと答えたか。
やはり右翼でもあり、左翼でもあるといったところでしょうか。
武道家で天皇制も支持ということでは右翼、マルクス研究者でそれに関する著書も書いていることでは左翼。
しかし右翼や左翼と言われる人々から見れば絶対に仲間ではないとみなされる。
日本では右翼は「天皇制」、左翼は「立憲デモクラシー」ですが、その二つは両立できないものなのか。
両立させなければならないのが現代であり、そこでは右翼も左翼もないということでしょうか。
なお、アメリカでは保守とリベラルという分け方がされますが、これは右翼左翼とは言えないものでしょう。
日本に保守やリベラルがあるとは思えませんが。
さて、それでは私は何なのか。
これも右翼とも言えず左翼とも言えず。
リベラル風ではあるが保守的でもある。
まあどっちつかずの蝙蝠風ということにしておきましょう。