石油価格が急騰し消費国側はかなり厳しい状況となっています。
それに対して、アメリカや日本が石油備蓄を取り崩して放出し価格を抑えようとしていますが、それに対して産油国側は対抗処置をとるということです。
www.bloomberg.co.jp石油輸出国機構(OPEC)に加えて、OPECに参加していない主要産油国が共同で「OPECプラス」という組織を立ち上げているようですが、その当局者が、消費国側が石油備蓄を放出する場合は対抗処置をとると警告したそうです。
消費国側はOPECに対して生産強化を申し入れて産出量を上げて価格を抑えようという動きも見せていますが、それを拒否するということでしょう。
化石燃料依存体制から脱却していこうとしているはずなのですが、とてもそうとは見えない石油価格急騰でした。
こういった世界情勢の中でまだまだ綱引きが続くようです。
当分の間は石油産出国の威力を見せつけられることが多くなるのでしょう。
「理不尽」と「不合理」が横行する世界であることを改めて感じさせられることとなりそうです。