爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「サウジアラビアが二酸化炭素排出実質ゼロ」っていったい何のこと。

(こういったエネルギーに関わるトンデモ話がこのところ毎日のように出てきます。そろそろ飽きもきそうですが、まあそれでもくじけずに取り上げていきましょう)

 

なんと、「サウジアラビアが2060年までに温暖化ガス排出実質ゼロを目指す」という、驚きの記事です。

news.goo.ne.jp

サウジアラビアと言えば世界最大の石油産出国。

オイルダラーの儲けを何に使うのか、世界中の注目を集める存在ですが、それにしても「排出実質ゼロ」とは。

 

どうも中身がはっきりしないのですが、まさか「石油生産はやめてしまう」わけはないですよね。

 

ここでも前から取り上げている「実質ゼロ」のゴマカシが大きいのでしょう。

それでも石油を汲み上げて世界中へ供給するという、脱炭素化とは正反対の国がどうやっても無理じゃないと思いますが。

 

あくまでも推測ですが、石油を産出する行為はその中味の炭素量を計算に入れず、あくまでも産出作業に要するエネルギーだけをサウジアラビアの国の産出量に計上し、石油自体の排出量は輸入して使用する国の方に算入するといったペテンなんでしょう。

 

どうも、次から次と頭がクラクラするような話が続きます。

これは最近患った「めまい症」のせいではないでしょう。