新型ウイルス肺炎に関しても多くの「フェイクニュース」が出回っているようです。
その「見分け方を身につける」という記事が出ていました。
ascii.jp「せきゅラボ」というコーナーで、そこの編集部というところが責任執筆です。
ネット上のデマ、フェイクニュースといったものの弊害は何か事が起こると頻発しているようで、特にこの感染症といった一般には知識が行き渡っていない分野では出やすいようです。
WHO(世界保健機構)も実際のウイルス感染症の広がり(パンデミック)もさることながら、こういったフェイクニュースの広がりを「インフォデミック」と名付けて注意喚起をしているとか。
ただし、「フェイクを見分ける」のは簡単なことではなく、WHOも「WHOの公式発表を見てくれ」としか言えないようです。
さらに、日本の場合「政府発表」が信頼できないという根本的な問題がありますので、どこを信じればよいのかというのが大きな困難でしょう。
これに関連していますが、ツイッターを見ていたら感染症専門家と思しき人の書き込みに「混乱を見かねて専門的な観点から解説したが、”御用学者”などと批判されるのでもう書かない」というものがありました。
(その時にブックマークしておかなかったので、今となっては探せない)
あの原発事故の放射能汚染拡散の時にもこういった事例はいくつもありました。
あまりにも基本的な事で右往左往しているように見える人々に、専門的な助言をしただけでそういった批判中傷を受け、「もう知らない、書き込まない」といったことになった専門家が多かったようです。
こういった反知性主義の表れのような事態がまたも起きているのかと、一応知性主義の自分としては暗澹たる思いになるところです。