「自分と同じ顔の人が世界に3人いる」という話があるそうですが、それをNHKで番組にしていました。
年末で通常番組はすべてお休み、特別番組ばかりとなっていたので仕方なくぼんやりと見てしまいました。
国民から受信料を取りながら、こんな番組作るんかという問題はさておき、自分に似ている人がいるのかどうかというのは面白い話です。
「他人の空似」というのはよく言われることですし、町で出会った人が知り合いだったと思ったら別人だったということは誰でも覚えがあるでしょうから、それほど珍しいことではないのでしょう。
それでも細かいところまでそっくりということはあまりないことかもしれません。
例の番組では、もちろん面白く作ろうという思惑でしょうが、海外で探すという状況を作りフィリピンだの中国だのとロケをしていましたが、当然のことながら日本人の誰かに似ている人は日本人である可能性が極めて高いはずです。
あとは、人にもよりますが朝鮮半島や台湾、中国といったところに似た人がいる可能性が強く、離れるにしたがってだんだんとその傾向が低くなっていくはずです。
さて、それでは世界の人間70億人を調べて似ている人が3人いるのでしょうか。
私自身に似ている人がどこにいるかを予測しても、日本人顔そのままの自分であればヨーロッパ、アフリカに似ている人がいる可能性はほとんどなく、アジアでもインド系、中東のセムハム、東南アジアには居そうもありません。
上記のように、日本以外にはせいぜい中国まででしょう。
しかし、中国が入るだけでも一気に13億増えてしまいます。周辺国まで含めれば候補者15億人でしょうか。
次に、男女差がかなり大きくなります。
どの人種をとっても顔のつくりには一定の男女差があります。
もちろん、中性的と言われる顔の人もいますが、私などどう見ても女性的要素はなく、ここで候補は半分に減ります7億人あまりとなります。
さらに、年齢の問題があります。
40年前の私に似ている人が出てきても、誰もそうとは思わないでしょう。
かなりハンサムな若者と思いますが。
「似ている人」というのはあくまでも「現在似ている」ということを指しています。
そうなると、現在60歳ちょっとの私と似ている人の年齢層も限られてきます。
まあ、かなり若く見える私ですので?、40歳くらいの人から上は可能性がありますが、まさか20代、30代の人たちは似ているとは言えないでしょう。
また、80歳以上の人はやはり一気に老けることが多いようで範囲外でしょうか。
そうなると、正確には分かりませんが対象人口は一気に3分の1になるとみなしましょう。
そこでだいたい2億人となります。
2億人の候補者の中にそっくりさんが3人? まあ程度問題ですが居ると言えば居るようにも思いますが。
なお、遺伝子的にはそっくりとなる素質がある場合でも、後天的な事情に容貌には大差ができます。
肥満、痩せ、しわ、シミ、白髪、薄毛、病気の影響、黒ずみ、等々、特に年齢が高くなるほどそういったものの影響が強く、そこまで含めればそっくりさんの候補もかなり脱落しそうです。
そこまで考えれば、そっくりさん候補は激減するかもしれません。
しかし、もし居るなら一度会ってみたい気はします。