爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

IWC(国際捕鯨委員会)脱退へ 脱退して何をしたいの

IWC国際捕鯨委員会)を日本は脱退するという報道がされています。

それで商業捕鯨再開と書かれているものもありますが、どうもそう簡単な話ではないようです。

 

漁業資源管理について多くの発信をしている勝川俊雄さんがツイッターで書かれているものが参考になりそうです。

引用したらなにか変なことになってしまいました。

 

<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">南氷洋は諦めて、日本近海の捕鯨を継続させるという事なら、IWCを脱退する必要は無いのでは?<br>↓<br>日本、IWCから脱退へ 商業捕鯨再開で異例対応 | 2018/12/20 - 共同通信 <a href="https://t.co/FrWsCc5J5B">https://t.co/FrWsCc5J5B

— 勝川 俊雄 (@katukawa) <a href="https://twitter.com/katukawa/status/1075572120959119360?ref_src=twsrc%5Etfw">2018年12月20日</a></blockquote>
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

 

それによると、IWCを脱退しようが、国連海洋法条約の規定は守らざるを得ず、それによれば国際的な機関で管理と研究をしなければ鯨類の捕獲はできないことになっているので、IWCに替わる機関を作らなければならないそうです。

 

さらに、南氷洋捕鯨をするには大型捕鯨船を中心とする船団を作らなければならず、それが可能な日本の大手水産会社はどこもそれを実施する考えはないとしているので、南氷洋捕鯨は不可能なのだとか。

近海捕鯨を商業的に可能とするということぐらいしか、シナリオはないようだが、それならIWCを脱退する必要もないということです。

 

どうやら、派手なパフォーマンスの割にはその裏は情けないもののようです。