いつも見ているFOOCOM.NETで松永和紀さんが「おいしい病院食は、患者を救う」という書籍を紹介しています。
www.foocom.netこの本は、サイエンスライターの薬袋摩耶(みない・まや)さんが著者で、監修者として以前はこのFOOCOM.NETで執筆していた、現在は鈴鹿医療科学大学副学長の長村洋一さんも関わっておられるということです。
病院食といえば美味しくないというのが常識?のようになっていますが、特に長期入院の患者や老人にとっては、食事を美味しく食べられるかどうかということは治療の効果を上げるという意味でも非常に大きな影響を持つと言われており、その方面で先進的な取り組みをされている栄養士や医師の方もいらっしゃるようです。
この本も主要部分は著者の薬袋さんがそういった方々にインタビューしたものをまとめたものだということです。
私も怪我などで入院したことはありますが、あまり食事が美味しかったというイメージは持っていません。(というか、その全く逆です)
これじゃ治る怪我も治りが遅くなると思っていたほどです。
ただし、一部に力を入れられている方も居る一方、記事内にも触れられているように、管理栄養士が就職する際には病院は人気が薄くドラッグストアなどの方に流れてしまうとか。
もしもの入院時に食事が楽しみにできる状況にはまだまだなりそうもありません。
なかなか面白そうな書籍だと思います。いつもの図書館に購入希望を出してみようか。