爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

安倍首相TPPで支離滅裂の態度

国会では代表質問が行われており、トランプ大統領がTPP離脱を決めたことに対し、当然のことながら日本としても態度を問われることとなって質問されています。

 

headlines.yahoo.co.jp

これに対し、安倍首相はアメリカにTPPの利点を説明し理解を求めるということですが、一方ではニュージーランド、オーストラリアなどはアメリカ抜きでもTPP推進をという方針を出しているのですが、それには同調しないということです。

 

もしも本当にTPPのような広域の自由貿易体制構築に利があるのなら(私は無いと思っていますが)オーストラリアなどのようにアメリカ抜きでもどんどんと進めていって、かえって後からアメリカが参加させてくれと懇願するように仕向ける方が正論でしょう。

さらに中国も参加させるという話もありますが、それはちょっと過激か。

 

結局、安倍は本当はTPPなど推進ということを望んではおらず、アメリカに盲従したいということが本心なのでしょう。

 

まあ、彼が何を言うのか見ているだけでも面白い。

 

テレビのニュースでちょうどトランプの就任演説などを流している時に字幕に「アメリカ第一主義」ということが書かれていました。

その直後に場面が変わって安倍首相の大きな映像が出されました。

まったく違和感なく、同じニュースの続きかと感じてしまいました。

 

考えてみれば、トランプが言い出す何年も前から安倍首相は「アメリカ第一主義」そのものです。いわば本家本元のアメリカ第一です。

 

そうなれば、トランプとも本当に気が合うでしょう。オバマなどとは比べ物にならないほど。

 

トランプ就任後の各国首脳との会見は一番はやはりイギリスのメイ首相だそうです。

安倍の謁見の順番は何位になるのでしょう。日本政府は一所懸命働きかけているそうですが、やはりかなり高価な貢物をしなければ謁見も許されないのでしょうか。

 

トランプはアメリカの自動車の日本輸入が少ないと、何十年も前の主張そのままを繰り返しています。

右ハンドル・リッター30km以上・ついでに価格も100万程度というアメ車を作ってくれればいくらでも買います。

 

このようピンぼけ大統領に対するにアメリカ第一主義日本首相で本当に大丈夫なのか、安倍もそれに騙されて続けている日本の有権者も目を覚ます良い機会と思いますが。