爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

火山噴火頻発

鹿児島県口永良部島で大きな噴火があり島民全員の避難ということになりました。
全国各地で火山活動が激しくなっており、やはり東日本大震災の影響もあるのかと思います。
プレートの沈み込みが火山のマグマ生成に強く関わっているということですので、それが大規模に崩れたという大地震と火山活動とは伴うことがあるのでしょう。

心配なのはやはり富士山です。この前読んだ本では、江戸時代の噴火のような火山灰が多いタイプではなく、その前のように溶岩を流すのではないかとありましたが、どうなのでしょう。樹海ができたときのように、人も住まないところというわけではありませんので、同様の噴火が起これば大きな災害となるでしょう。

口永良部島の噴火ではいくつもの動画が撮られていたということで、繰り返し報道でも流されています。頭上に真黒な噴火の煙が湧き上がっているところまで映されており、よくほとんど被害無く退避できたものと思います。これは繰り返し避難訓練をしてきたからだとも報道されていますが、火砕流の流れた範囲を見ると民家の寸前で止まっており、幸運だったと考えられます。いくら避難を速やかにしようとも火砕流が直撃したら逃げられません。わずかの差で多くの人が命拾いをしたというのが実情でしょう。

火山噴火には前兆が多いのでいきなり発生する地震よりは対策が立てられるのではないかという話もありましたが、そのようなことも常に成り立つわけではなさそうです。この分で行くとカルデラ巨大噴火もはっきりとした前兆なしにやってくるかもしれません。言われているように南九州が多いのは確かですが、北海道にも本州にも痕跡は残っています。本当に起こるのか、起こった時には避難はできるのか。わからないことが多いようです。