爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

選挙結果 まあ予想通り

選挙は自公圧勝と言うことで、まあ予想通りの展開ですが、首相の思惑通りに事が運んだと言うことでしょう。
首相はこれでアベノミクス継続と言っているようですが、実際はそんなものはお飾りで自分のやりたい放題のアナクロ政治の暴走でしょう。
ここしばらくは日本にとって(世界にとっても)非常に過酷な時代が続きそうです。しかし、それは政治家が悪いと言った問題ではなく有権者が自ら選んだと言うことを忘れないでいて欲しいものです。

日本に同居させてもらっている私にとっても厳しい時代がくることは変わりがありませんが、仕方のないことでしょう。せめてこの時代というものがどういうものであったのか、後世の人々のために書き残して行きたいと思います。

その1ページとしては、2014年、崩壊3年目、さらに崩壊のペースを速めたというところでしょうか。
その前史としては、岸信介が戦犯として投獄されたというところから始まり、その最悪の孫が生まれ政治家として野望を膨らませ首相に登りつめたというところが伏線となり、さらに小選挙区制という馬鹿げた制度の導入で社会の不安定要因を増し、あまりにも弱体な民主党政権を作り出したことでさらに政治の閉塞感を強め、その反動を強く利用して強大な権力を手に入れた首相が崩壊を始めたというものになります。
それを留める機会は民主主義国家(いちおう)の日本としては数知れずあったのですが、そのすべてで最悪の選択をして崩壊に導いたのは国民です。同じ国民の一人であった自分もなぜもっと声を上げなかったのかと悔やまれます。
しかし、もう本当に手遅れになったようです。