梶尾さんの著書としては最近のもので、2010年より月刊誌に連載し、昨年単行本として出版されました。
二人の女性の意識が交互に移り替わると言う出だしで、単なる旦那の浮気話になるのかと思っていましたが、実は二人の意識が同時ではなく数年のずれがあること、そして片方の女性が実は死亡していたということから一気にスリルとサスペンスが一杯の話になってしまいます。
もしもこれを読んでこの本を読む方がいらしたとすると、ひどいネタ晴らしになってしまうのでこれ以上は書けません。
しかし、途中からは本を置くのも忘れるほどで、一気に最後まで読んでしまいました。なかなかの名作かと思います。また最後は一応ハッピーエンド?