カメラマンの小松健一さんが三国志の舞台を訪れ、撮った写真です。
舞台とはいえ、三国当時と現在とは大きく変わっているはずですが、それでも時代を越えて感じさせるものはあります。
中国の取材旅行を始めたのは1991年ということで、この本を出版する1995年までの間の風景でしょうから、この写真を撮られた場所でも特に都会地は今では大きく変わっているかも知れません。
この本の写真に残された風土、建物、人々も実は今では失われてしまった可能性が強いのではないかと思います。
町の中をたくさんの自転車が行き交う風景も一昔前の中国風景としては馴染みのものですが、今は大量の車と排気ガスの光景になってしまいました。
二重の意味で懐かしい風景かも知れません。