爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

3.11東日本大震災から4年

あの大震災からちょうど4年となります。当時はちょうどセミナー出席の最中で、マナーモードにしていた携帯が振動し所属の会社から「安否確認」の連絡が来たのですが、こちらは金沢近郊でまったく揺れもなく最初は何のことかわかりませんでした。(所属部署は東京所在)
セミナーが終わってからニュースなどを見出すとちょうど津波の押し寄せている最中で、あまりのすごさに目を疑うほどのものでした。

さらに福島第1原発の状況が逼迫していき、目を離せない状況になっていきましたが、ちょっと離れていたということもありなかなか情報が伝わりにくかった感覚もありました。

まだまだ復興が進まないという報道が多いようですが、その一方で他の地方では認識が風化していくという指摘もあります。だんだんと忘れていくというのは仕方のないことではありますが、またどこかに来るというのも間違いのないことですので、備えはしておきたいものです。

私も実は昨年の3月11日に上記と同じようなことを書いています。まあ再認識するということは必要なことなのですが、それ以上にまったく状況は変わっていないように見えるということの方が気になります。
陸前高田の復興状況というものはよくテレビに出ていますが、巨大なベルトコンベアーで土を大量に運び土地のかさ上げが進んでいるという映像です。10m以上上げるということですが、それでも絶対大丈夫とは言えないと思いますがどうなのでしょう。

復興にあたる人材が足らず、現在の担当者は疲弊しきっているという話もあります。資金はたくさんあるはずなのに、そのような人件費は出ないのでしょうが。いくら人口が少ないといっても報酬を増やせば首都圏からも人材を集められるのではないでしょうか。
建設資材も高騰してしまい、各所で調達に苦労しているとか。これも資金次第です。
巨額の復興費用があるのは確かなのに使い方は間違っていないのでしょうか。

阪神淡路大震災はかなり扱われる回数が減ってしまいました。東日本大震災も次の大震災(東南海?)が来たらトップの座を譲るのでしょうか。