小笠原諸島で海底火山の噴火が起きたというニュースは記憶にありましたが、その噴出物の軽石が沖縄に大量に漂着、大きな被害を出しているというニュースです。
news.yahoo.co.jp数日前に海上保安庁の巡視艇が航行不能になるということがありましたが、沖縄本島地方でも養殖魚が大量死をしたということです。
しかし、小笠原から沖縄までは1400㎞もあるとか。
それだけの距離を流れてきてしかもそのような被害を出すということは、どれほどの軽石の噴出量があったのか、驚くほどです。
そもそも、「日本近海の海流図」というものを見ても、小笠原から沖縄への海流などはほとんど載っていません。
日本人の意識では、日本本土に向かってくる海流だけしか頭に無かったのでしょうか。
辛うじて、「対馬海流」という説明図の中に、「黒潮反流」というものがあり、どうやらこれが小笠原から沖縄へと向かうもののようです。
軽石はあまりにも大量であり、除去ということも難しく簡単には対応できないようです。
それとともに、黒潮の本流にのれば今度は本土南岸にも来るのではないかと思うのですがどうでしょうか。
自然の猛威というものを感じさせる事件だと思います。