アメリカのトランプ大統領は、メキシコ国境に壁を建設するための予算を出すために、国家非常事態を宣言しました。
アメリカでもこのような目的のための非常事態宣言は例のないことで、危険視する人も多いようです。
この寸前に、議会で「全ての政党が協力して」などと演説をしたとか。
ニュースでもその映像と非常事態宣言の映像を続けて流し、トランプの行動の悪辣さを強調していました。
国境の壁の建設した例を見れば、確かに非常に高くガッチリしたものですが、これがあれば不法入国者が居なくなるなどとは到底思えないですから、このために多額の費用をかけるというのは意味がないということでしょう。
それよりも、上記記事にもあるように、「非常事態宣言」を自儘に操ることで思いのままに政治を動かそうとするトランプの意図に警戒感が強まるのも当然でしょう。
しかし、ちょうど時を同じくしたかのように、安倍総理がノーベル委員会にトランプを平和賞候補として推薦したという報道も流れました。
北朝鮮との首脳会談で、一応しばらくの間ミサイル発射が止められていると言うのがその理由のようです。
「グレージョーク」程度はしばしば飛び交いますが、これこそ本物の「ブラックジョーク」でしょう。
安倍の推薦状には「日本国民を代表して」などと書かれているようですが、冗談じゃない。お前なんかに代表されたくない。
まあ、私自身はもう「日本国民」という意識を持てなくなっていますが。
しかし、トランプの世界中への混乱の押し売りはまだ最低2年、下手をすると6年続くのでしょうか。