北朝鮮との会談の中止が発表され、まあどうせ開いてもしょうがない程度のものですから驚きもしませんが、緊張が高まるでしょう。
それにしても、またも経済関係で驚きの施策です。
www.nikkei.comなんと、「安全保障を理由に」輸入自動車に25%の関税をかけることを検討とか。
日本の経済界は大慌てです。
鉄鋼の時もそうですが、関税を掛けて一番困るのはアメリカの国民でしょう。
輸入品が値が上がれば国内産業が復活すると言うのがシナリオでしょうが、復活すべき国内産業の供給力が準備されていればまだしも、供給できなければ高い輸入品を買い続けなければなりません。
それにしても「アメリカ第一主義」というのが「アメリカが利益独占」と言うことである以上、その影響を受けた諸国は経済活動も鈍化し、最も弱い立場の人々が苦しさを増すということになります。
そうなればテロに傾く勢力がさらに力を増すだけとなり、アメリカに跳ね返っていきます。
アメリカだけでなく、日本やヨーロッパなどのその他の先進国にもとばっちりがかかります。
このトランプの暴挙でいったい何千人の人が死ぬのでしょうか。
さて、口先では格好の良い姿勢だけを見せたがる我が国首相は、トランプ大統領就任時から異常なほどに彼に擦り寄り、ご機嫌を取ることに汲々としてきました。
すでに軍備の追加などで数千億の上納金を約束しているはずですが、それでこの仕打ちと言うものは何でしょう。
鉄鋼でも自動車でもまるで日本が最大の敵国でもあるかのような行動です。
これでもまだ、ひれ伏すだけの姿勢を貫くのでしょうか。
「外交得意」であるかのような評価を本人は期待して、世界各国を飛び回っていますが、恥を振りまいているだけのように見えます。
表面上は国の賓客のように扱われても、各国の内心はどうでしょう。
「アメリカに貢ぐだけ貢いでいるのに冷たく扱われても付いていくしか能のない」と思われているのは間違いないでしょう。