誰の目にも明らかなことを、知らぬ存ぜぬ、会っていない、聞いていないと言い続けることで平穏化を待つという、道徳のまったく逆の位置にいるものが社会の最高位に居るという日本になってしばらく経ちました。
(”社会の最高位”が首相であると言う立場です。天皇かどうかなどとは考慮もしていません)
このような首相をいただく政府が執り行う政治も反道徳と言わざるを得ないものが数多く横行しています。
その一方では、マスコミなどでは表面上の道徳に反する者への糾弾が毎日のように続き、ヒステリー状態が延々と流されています。
いっそのこと、日本は「反道徳社会」であると宣言して、首相も安心して政務に励んではいかがでしょうか。
(もちろん反語です)
「大親友の頼みを叶えるのに首相特権を使って何が悪い」
「まずくなった資料は全部廃棄させたのが何が悪い」
「調べもしないで日報は無いと言って国会議員を黙らせて何が悪い」
「株価を釣り上げるのに年金資金を大投入し危機に晒して何が悪い」
「アメフトなんて格闘技だから相手に怪我をさせて何が悪い」
そして、「文句があったら衆院解散してやるから選挙で勝ってみろ」
一つ気がかりなのが、学校教育で道徳まで評価科目にしたことですね。
政府のエライ人のやることを真似すると道徳でも優秀点を取れるのでしょうか。
まあ、「反道徳社会」だったら子供もそれに適応しなければならないので、それで良いのでしょう。
最大の問題は、このような「反道徳政府」が選挙で勝ち続けていることです。
「野党が頼りない」などというのは口実にはなりません。
皆が、なんとかしなければと思うことが大切です。