賀茂川さんの最新記事は「スティーガル法の復活を」というものです。
スティーガル法とは、アメリカで1,933年に成立した法律で、議会に提出した当時の民主党議員グラスとスティーガルの名が付いています。
内容は、銀行業と証券業を分離するというものでした。
しかし、より利益を求める銀行の強い要望で、1,999年に当時のクリントン大統領のもと、グラム・リーチ・ブライリー法の成立をもって廃止されました。
その結果がどういうことになったかと言えば、銀行がその大きな資金を基に投機に参入し結局は金融危機を招いてしまいました。
記事冒頭にもあるように、アメリカの自治領プエルトリコが負債総額8兆円で破綻しました。
アメリカ本体の財政もいつ破綻してもおかしくないほどになっているようです。
トランプ大統領は選挙戦当時にはスティーガル法の復活を唱えていたそうです。
ウソばかりのトランプですが一つぐらいまともなことをしてから消えていってもいいように思いますが。
日本はどうなんでしょう。銀行どころか公的資金までもが投機市場につぎ込まれているようですが。