爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1,192スティーガル法の復活を

賀茂川さんの最新記事は「スティーガル法の復活を」というものです。

kamogawakosuke.info

スティーガル法とは、アメリカで1,933年に成立した法律で、議会に提出した当時の民主党議員グラスとスティーガルの名が付いています。

内容は、銀行業と証券業を分離するというものでした。

しかし、より利益を求める銀行の強い要望で、1,999年に当時のクリントン大統領のもと、グラム・リーチ・ブライリー法の成立をもって廃止されました。

 

その結果がどういうことになったかと言えば、銀行がその大きな資金を基に投機に参入し結局は金融危機を招いてしまいました。

 

記事冒頭にもあるように、アメリカの自治領プエルトリコが負債総額8兆円で破綻しました。

アメリカ本体の財政もいつ破綻してもおかしくないほどになっているようです。

 

トランプ大統領は選挙戦当時にはスティーガル法の復活を唱えていたそうです。

ウソばかりのトランプですが一つぐらいまともなことをしてから消えていってもいいように思いますが。

 

日本はどうなんでしょう。銀行どころか公的資金までもが投機市場につぎ込まれているようですが。