爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2016年を振り返る 4月

4月

 ★何と言っても熊本地震の発生です。

 

 最大震度7が同じところで2回連続して起きたということや、余震の回数が飛び抜けて多いといった特徴がありますが、何より自分自身で経験のある中でも最大の揺れでした。

 熊本市益城町西原村、南阿蘇村といった大きな被害を受けたところよりはマシだったとは言え、やはり震度も5以上はあったでしょうし、家の中でも棚が倒れたり上に載せてあるものが落ちたと言ったことは起きました。

 

 前震の14日の揺れはまだ起きている時間で、書斎でコンピュータを見ている最中でしたので、すぐ後ろの本棚が倒れるかとヒヤヒヤでしたが、それはなんとかセーフ。

しかし、本棚の上に載せてあった箱などは落下、PCとモニターが落ちないように必死で押さえました。

 

 16日の本震の際はすでにベッドに寝ていたのですが激しい揺れに飛び起きました。

 本棚の本が落ちる音は聞こえましたが見に行くこともできずおさまるのを待ちました。

 八代市内ではそれほど大きな被害は出なかったようですが、市役所がひび割れで使用不能、八代城址では石垣の一部が崩落と言った被害はあったようです。

 また我が家のすぐそばでアパートが出火し、一人の住人が亡くなりました。消防の出動とヘリの取材の音がものすごく、そちらに圧倒されました。

 

 こちらでは、19日の余震の方が揺れが激しかったようで、そのときに食器棚が一つ倒れ食器が散乱しました。

 

 この辺では建物被害が小さかったとは言え、恐怖感はひどいもので、あちこちの避難所には人々が殺到、入りきれないままあちこちで車の中で眠ると言った人は数知れなかったようです。

 私は二階の寝室のベッドの上で服を着たまま座ってウトウトする夜を何日も過ごしました。家の中ではそこが一番安全な場所と思ったからです。

 しかし、このまま激しい揺れがくれば家の倒壊もあり得るかもと覚悟をしました。

 

 誰もが言うことですが、熊本には大きな地震はこないと思っていたということです。

私も、理性的には「日本のどこでも明日地震が来るかもしれない」とは考えていても、自分の住んでいるここが激しく揺れるということは実感として持っていませんでした。

 

 このシリーズは3ヶ月分を一回として書いてきましたが、この回はとても3ヶ月分は入りません。

 4月だけ別とします。