多額の費用をかけた壮大な茶番劇だった伊勢志摩サミットがあっさりと終了しましたが、その場で安倍首相は各国に財政出動を働きかけるかもしれないという予測から、それに失敗して大恥をかくのではという観測をしました。
アベノミクス再生のために各国で財政出動? G7で大恥かくつもり? - 爽風上々のブログ
しかし、もしそうだとしたらその基本理念には大きな錯誤があるものの、世界経済と政治を動かしていこうと言う意気にはわずかながらも感じさせられるところがありました。
でもやはりそうではなく、非常にレベルの低い自らの失政のごまかしに過ぎないことをしたかっただけのようです。
報道によれば、G7で世界経済のリスクが高まっているということを各国首脳間で確認できたとして、安倍首相は消費税引き上げの延期を決めたとのことです。
消費増税「2年半延期」、首相が麻生氏らに伝達 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
7カ国の首脳を集めてやったことといえばこの引き上げ延期の理屈付けだけではね。
前々から消費税引き上げ延期はリーマン・ショックか東日本大震災程度の災害が無い限りは行なうと明言していたものの、熊本地震はさすがに東日本大震災と同等とは言いがたく、そこで出てきたG7ですか。
それでも各国首脳は一応日本の顔を立てて表面的には反対はしなかったものの、現状がそれほどの危機とは考えていなかったようですが、そんなことは気にもせず押し通しそうです。
もはやアベノミクスが失政であるというのは明らかなのですが、それを覆い隠そうとする悪あがきにも見苦しいだけです。
早く、あの前回の引退記者会見のような泣き顔での退陣表明を見たいものです。
それが彼には一番似合っています。