爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「政治とカネ」などと安易に片付けるな

甘利明の大臣辞任について、報道ではいつもの通り「政治とカネ」とくくっての批判がされています。

これについて、小田嶋隆さんが日経BP(会員制なので未加入の方は見られないかも知れません)のピースオブ警句というコーナーで、「辞任まであまりに強気だった理由」という記事を書いておられ、その中で「政治とカネ」で一律に批判できる問題ではないとしています。

辞任まで“あまり”に強気だった理由 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

 

以下引用

単なる政治資金疑惑ではない。
 帳簿上の記載ミスだとか、税務当局との解釈の違いだとか、パーティー券の計算間違いだとか、そういう話ではない。

 「週刊文春」の記事を読む限りでは、あからさまな贈収賄疑獄であり、目に余る悪辣なタカリ行為だ。
 金額も大きい。証拠もはっきりしている。

 

まさに私の考えと同じもので、このような悪質な行為を単なる帳簿記載ミスと並べて「政治とカネの問題がまた起きた」などといった安易な言葉で済ませてほしくはありません。

 

ここを厳しく指摘しなければならないのがジャーナリズムだと思いますが、どうやら大手マスコミ等はそのような意思は持たないようです。嘆かわしい連中です。