爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

やっぱりそうなったか。電力会社の値下げプランも大量使用の推進

電力小売り自由化に向け、参入企業の値下げプランが出されてきたのに対し、既存電力会社側も新料金プランを出してきました。

しかし、そこに見られるのは大量使用者ほど値下げと言うものでした。

 

原発が一斉に停止し電力使用の見直しを迫られたのはほんの数年前のことです。

原発の再稼働についても国民の中には反対意見も多いのですが、その中で電力をより使わせようという方向に導くというのはどうでしょう。

 

そもそも、電力小売り自由化と言うのも電力料金が高すぎるという雰囲気の中、安く誘導しようという政策なのでしょうが、それで使用量が増加するというのも狙いの一つでしょう。

相変わらず、エネルギー使用の増加が経済成長につながるという幻に惑わされたままのようです。

 

たまたま現在は(おそらくアメリカの軍事戦略の都合で)石油価格が下落し、あたかもエネルギー全体がこのまま低価格で使えるような錯覚を持たされていますが、いつまでもこんなことは続きません。

 

日本などは特にエネルギー戦略上も電力などの使用量増加は抑えるべきでしょう。

電力なども大量使用に対しては懲罰的高価格にしても良いと思います。

大量使用で値下げプランなどはもってのほかです。