爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログを読んで”No.1111日本を取り戻す道

今回の賀茂川さんのブログ最新記事は、「日本を取り戻す道」です。http://kamogawakosuke.info/2015/05/15/no-1111-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%88%BB%E3%81%99%E9%81%93/#more-5344
どこかで聞いたような言葉だと思いましたが、民主党政権崩壊の頃に安倍自民党が看板にしていたと思います。
「取り戻す」というのはこういうことだったかというのが、今でははっきりと判ります。だれの手に取り戻すかということも。安倍政権に連なる人々、財界の中でも特に輸出大企業の幹部など。アメリカで言えば「1%」の人々でしょう。もちろん、アメリカの1%ほど金は持ってはいないかもしれませんが。

賀茂川さん記事にあるように、「日本が良くなった」というのは非常に恣意的に操作されたデータを都合の良いように解釈しただけのものであり、とても実感が伴うとは言いがたいものです。このようなデータ操作というのは、中国やロシアなどがお得意と思っていましたが、日本もそうなってしまったのでしょうか。

中国が大丈夫かというのにはいろいろな見方があるでしょうが、アメリカは沈没に向かうというのは間違いのないところでしょう。なぜ今になってそのアメリカとの同盟を強めなければいけないのかがもっとも判らないところです。忠義立てして共倒れしたいというのでしたら、自分だけでやってちょうだいねというところですが。
まあ、「インフラ投資」などというものは伸びれば伸びるほど南北間格差が広がり貧困をばら撒き、テロの温床を拡大するだけだとは思いますが、TPPも負けず劣らず混乱を広げるだけでしょう。あのほとんど盲目的とも言える坊ちゃん政権に「日本を取り戻させる」のはそろそろ考え直さなければ、アメリカと一緒に泥沼に引きずり込まれるだけでしょう。