爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

森友学園事件 本当に大きな問題なのは官僚の恣意的操作を糾弾する手段が無いこと

森友学園の籠池元理事長の国会での証言をめぐりさらに紛糾しているようです。

 

テレビもそれ一色のように見えますが、そこで調査結果として出されているように、国民一般の一番の関心事は「政治家の関与があったかどうか」に絞られるようです。

国会での野党議員の追求もその点に時間をかけられました。

 

実際にそのような政治家の働きかけが存在し、しかもそれに学園側の献金などが絡んでくれば問題ですが、そうでない可能性も強いでしょう。

 

しかし、政治家の働きかけがあろうが、あるいはそれ無しに官僚側が「自発的に」首相の「お気に召すように」取り計らおうが、国有財産を不当な安値で売却したことは間違いないことでしょう。

 

さらに、この一連の手続きはおそらく「完全に合法的に」行われているはずです。

なにしろ、それだけが官僚の存在価値ですから。

 

 

それって、「おかしくないですか」

 

誰がどう見ても国民財産を損なった行為ですが、違法性が無ければ現在の司法では手の施しようが(たとえやる気があっても。無いでしょうが)ありません。

 

唯一できるのは国会での審議でしょうが、これも期待薄です。

 

韓国の特別検察官制度のような政府から独立した司法機関が必要ではないでしょうか。

 

 

そんなわけで、23日からはテレビを見る気もしません。高校野球と相撲以外は見たくない気分です。