爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「昭和レトロ語辞典」清野恵美子著

昭和という時代から早くも26年遠ざかってしまい、それを懐かしむと言う人もいて様々な活動もあるようです。
私は昭和29年生まれですので、物心ついた時から結婚し子供が産まれた位までは昭和という時代で過ごしてきました。本書の著者の清野さんは私より少し年上の方のようで、昭和30年から42年までの流行語というものを振り返って解説を加えています。
私自身は昭和30年のことは直接は記憶がなく、あとから追いかけた記憶があるだけで、ようやく昭和35.6年頃からは覚えていることもあるようです。少々忘れかけていたことも多々あり、思い出させてもらいました。
本書の最後の昭和42年になると、もう中学入学の頃ですので相当はっきりと覚えています。戦後すぐのことは判りませんが、ちょうど高度成長が始まる頃だったでしょう。

昭和30年に出ているのは、マンボスタイル、押し屋、四十八歳の抵抗、太陽族等々です。この辺は知識としては知っていますが記憶はありません。
昭和36年のヒッパレーヒッパレー、一週間のご無沙汰でした、あたり前田のクラッカーなんていうところは、実際の記憶があります。著者の言うように子供達が口真似したという表現そのとおりでした。

最後のところで、11PMとかリカちゃん人形とかになるともはや近い記憶になります。
丙午(ひのえうま)というのもちょうど12歳の時ですので鮮明です。その時の丙午では出産を避けたためにかなり出生数が減ったようです。あと12年たつとまた丙午がめぐってきますが、その時はどうなるでしょう。
ちなみに丙午生れの女性には小泉今日子早見優有森裕子がいるそうです。迷信の行方はどうなんでしょう。