爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「はじめてのチェス」渡井美代子著

東公平さんのチェスの本に引き続き、日本チェス協会事務局長で女性チャンピオンにもなられた渡井さんの入門書です。
東さんの本ではかなり詳しい定石の解説もあったのですが、この本はもっと初級のようで基本的な考え方を主に述べておられます。

実際に人と対戦しているわけではないので、なかなか分かりにくい点もあるのですが、初歩の詰めチェスなども解説されており、将棋との類似から分かりやすいものです。
しかし、将棋の持ち駒使用可というルールは複雑でありながら本当にゲームの奥行きを増しているというのが実感です。これがあるだけでまったく違ったゲームになってしまいました。

コンピュータの強さというのもようやく将棋でもプロに迫る程度まで来ているそうです。(もちろん私などだいぶ前からコンピュータソフトには勝てません)しかし、チェスでは相当前にプロでも勝てなくなってしまったという話を聞いたことがあります。やはりその辺に原因がありそうです。