今回の梶尾本はタイムトラベルものです。最初はタイムスリップかと思いましたが、結局はタイムマシンでただし主人公はその製作者ではなく第三者だったということです。
仕掛けの部分はともかく、こういったストーリーはやはりどれだけ詳細な部分にリアリティーを持たせることかだと思いますが、さすがに十分に書き込んであるようです。
舞台は作者周知の熊本ですので、場所も登場人物も物品も(いきなり団子も登場です)輪郭のはっきりとした存在感のあるものになっています。
もう一人の主人公のつばきさんも細かい描写はありませんが、相当な美女と想像できるようになっています。最後は少しどんでん返しでハッピーエンド?かな。