爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「マキアヴェッリ語録」塩野七生著

マキアヴェッリといえば君主論という名前だけは知っていますが、読んだことはありませんでした。
君主論以外にも数々の著作があるようで、それらの中から著者が選んだ言葉をまとめたと言うものです。
中から一つ、”ここでは、民衆(ポポロ)に関して次の二つのことに注目してほしいのだ。第一は、民衆と言うものはしばしば表面上の利益に幻惑されて自分たちの破滅につながることさえ、望むものだと言うことである。

現代の民衆を考える上でも、マキアヴェッリの言葉は参考になりそうです。