企業危機管理が専門の弁護士國廣さんの著書です。
豊富な実例から企業が「不祥事」を起こさず、また万一起こした場合でもできるだけ傷を少なくするための基本姿勢が分かるように説明されています。
コンプライアンスは「法令遵守」だけにとどまるものではなく、コンプライアンス重視と言っている企業でも形だけの法令確認などだけをしていても何の役にも立たないようです。
少し前の事件ですが、NHKの職員がニュース発表前の情報を見て株式取引をしたと言うものがありました。
起こってしまう前に抑えられればよいのでしょうが、起こった後の対応も重要で、それによって信頼回復になるのか、最悪企業解散になるのか、大きなところでしょう。