爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「それでも企業不祥事が起こる理由」國廣正著

企業危機管理が専門の弁護士國廣さんの著書です。
豊富な実例から企業が「不祥事」を起こさず、また万一起こした場合でもできるだけ傷を少なくするための基本姿勢が分かるように説明されています。
コンプライアンスは「法令遵守」だけにとどまるものではなく、コンプライアンス重視と言っている企業でも形だけの法令確認などだけをしていても何の役にも立たないようです。
少し前の事件ですが、NHKの職員がニュース発表前の情報を見て株式取引をしたと言うものがありました。
起こってしまう前に抑えられればよいのでしょうが、起こった後の対応も重要で、それによって信頼回復になるのか、最悪企業解散になるのか、大きなところでしょう。