爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「安心のファシズム」斎藤貴男著

岩波新書のフリージャーナリスト斎藤さんの著書です。
少し前の話なのでエピソードもやや記憶が薄れてしまいましたが、イラクでの人質事件も当時は大騒ぎだったことを思い出しました。
また、携帯や自動改札機に徐々に慣らされていってしまうという点も、監視カメラ(現在はほとんど”防犯カメラ”と呼ばれています)を何の疑問も無く受け入れてしまう点も、思い当たることばかりです。
このようなことを積み重ねながらそのうちにファシズムそのものに取り込まれてしまうという歴史の動きはもはや止められないのでしょう。