爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「民族幻想論」スチュアート・ヘンリ著

著者はアメリカ生まれながら日本の大学を卒業しそのまま日本で研究活動をしている民俗学者です。 日本に帰化していますので本名は別に漢字名を持っているそうですが、研究の都合上元の名前で活動しているそうです。 東西冷戦が終結したらかえって各地で問題…

ノーベル賞発表週間スタート また「日本人」連呼か

今日からノーベル賞受賞者の発表が続きます。 「日本人の3年連続受賞なるか」といった報道の過熱ぶりで、これが実際に指名されれば大騒ぎでしょう。 それにしても研究をしてきた当人は「日本人として」とか「日本のために」などという感覚はまったく無かっ…

「飛行機はなぜ落ちるか 設計者から見た航空システムの安全性」遠藤浩著

飛行機の事故で死ぬ確率は自動車よりもはるかに低いという話ですが、この本を見るとあまりにも多くの事故があったということが分かり、あまりいい気持ちはしません。 特に、これから飛行機で旅行をしようという時にはそうでしょう。 飛行機が落ちるというこ…

「”三国志”の政治と思想 史実の英雄たち」渡邊義浩著

三国志演義を元にした物語で中国史の中でも特に知られている後漢から普に至るまでの三国時代ですが、よく知られているエピソードとはかなり違う所に歴史の真実はありそうです。 歴史学者で中国古代史、特に三国時代の研究が専門という著者が、極めて詳しい歴…

「アメリカが日本にひた隠す日米同盟の真実」ベンジャミン・フルフォード著

著者はカナダ出身で日本にやってきて数々のジャーナリズム活動を行い、現在は日本に帰化しているようです。 どうやら各種の「陰謀論」による著述を盛んにしているようで、まあ一般的にはゲテモノ扱いかもしれません。 しかし、この本を読む限りではかなり真…