爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「バチカン近現代史」松本佐保著

古代ローマから中世までのイタリアについては色々と本を読んできましたが、そこで出てくるローマ教皇というのは必ずしも平和的であるわけではなく、教皇領を保有する政治勢力で時には直接武力も持ち、カトリック教義のために闘うことも辞さずと言ったイメー…

教育論「職業教育と社会体制、うまくシステムを働かせるためには」

大学等の教育体制をより実際の職業に対応するような職業訓練化することで、産業界の求める人材を養成するシステムとしていくことで効率化できる可能性はあるものといえます。 しかし、その問題点についても前回の教育論で少し触れました。以前に北欧の教育現…

「読み替えられた日本神話」斉藤英喜著

古事記・日本書紀やその他の辛うじて残った文書などで知ることができると思われる日本神話ですが、中世・江戸時代・明治時代とその時々の状況によりすさまじい読み替え(改変)がされてきたということはあまり知らなかったことでした。 それを佛教大学の斎藤…

「富士山宝永大爆発」永原慶二著

永原さんは歴史学者ですが、専門は中世の経済史ということで、宝永噴火とはあまり関係なさそうですが、ご先祖が小田原藩の武士でちょうど噴火時に被災地の静岡県小山町に住んでいたとのことで、その縁で地元で当時の記録の整理などを行ったと言うことです。 …