正月はいつものように酒を飲みながらテレビで駅伝を見ておりました。
しかし、今年は次から次に区間新記録続出。
なんと箱根駅伝往復の10区のうち、7区で区間新記録が出たそうです。
放送を見ていてもあまりにも大記録大記録といううるさいアナウンス(まあ特にあの局の中継はうるさいですが)にそのうち見るのが嫌になって止めましたが。
ところが、その後の報道によればなんと「厚底シューズ」というランニングシューズがその記録続出の原因の一つだったようです。
https://real-sports.jp/page/articles/342321269078754326
引用した上記記事は、ランニング専門の情報のようで、厚底シューズにまず最初に取り組んだのが東洋大であるとか、その靴の特性を活かすにはどう走ればよいかといったことも書いてあります。
しかし、ちょっと引っかかるものを感じるのは私だけではないでしょう。
かつて、表面に特殊な加工をした水着で記録が大幅にアップしたということもありました。
パラのことを取り上げるのは少し気が引けますが、障害者用の義足が大幅に進歩すれば生身の選手より速く走れるという話もありました。
より良い記録が出したいという選手や周辺の欲望に、技術で応えてやりたいというメーカーの思惑がからみ、まだまだ続いていきそうです。
なお、問題の厚底シューズ、最も高いバージョンでは一足3万円とか。
それが素人ランナーにまで売れるようになればメーカーも十分に元は取れるというところでしょう。
完全に公正公平なレースを求めるならば、全選手に裸足で走らせるしかないでしょう。
もしもランニングウェアも問題となるなら、素っ裸で裸足でしょうか。
何か、モヤモヤがどんどんと肥大してくるようなニュースでした。
追記:
ジャーナリスティックに詳しく解説してある記事もありました。
diamond.jpあの水着のように、厚底シューズ禁止と言う声もあるそうです。
ただし、「一般にも入手できるかどうか」が判断基準となるようですが、いちおうあの靴は普通のランニングシューズよりかなり割高とはいえ市販はされているということが評価はされるだろうということです。
しかし、「耐久距離が400km」だとか。
練習用にも使えば1月も持たないでしょうが、それで1足3万円は素人ランナーや学生では手が出ないでしょう。