まあ、テレビのクイズ番組などでよく出てくるような、気楽なクイズが並べてある本です。
ただし、知識を問うようなものではなく、推理力や発想力、数学的思考を問うというものが多いので、頭を柔らかく使いたい人向けのものでしょうか。
程度はやや高めかもしれません。
ただし、それほどじっくりと取り組むというものでもなく、あくまでも気楽に取り組めるものでしょう。
私はクイズ慣れ?しているせいか、多くは即答で正解でしたが、中には分からなかったものもありました。
そういったものを引用しておきます。
問 意地悪な殿様が家来の功績を称えて領地を増やしてくれるという。
ただし、家来の前には箱が2つ置いてあり、どちらか一方に代々伝わる宝刀が入れてある。
刀の入った箱を当てれば領地を増やしてやるが、空だった場合は領地は没収だ。
しかし、どうやらどちらの箱も始めから空のようだ。
家来はどうすればよいか。
答 どちらの箱も始めから空なのだから、自分で開けてはいけない。
どちらかの箱を選び、殿様にこう言う。
「こちらの箱に宝刀が入っておりますから、そちらの箱を殿がお開けください。」
それは空のはずなので、さらにこう言う。
「そちらの箱は空ですので、こちらに入っているということです」
まあ、これは答に納得。
次のはちょっと設問に疑問です。
問 会社であるプロジェクトが成功し、社長賞として金一封10万円が渡された。
しかし、チームは3人でお金に少々うるさい人ばかり。
彼らは1円まで正確に分けたいと言う。どうすればよいか。
答 銀行に預けて、利息がつきちょうど3人で等分できるようになるまで待つ。
こんなことをしていたら、今の利率では何百年もかかるのでは。
まあ、うるさいことを言ってもしょうがないけど。