爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

トランプ新大統領メキシコと開戦

トランプ新大統領は毎日のように大きな物議を醸すことをしてくれています。

 

なんとかこれまでの言いたい放題の辻褄を合わせようとしているんでしょうが、何か哀れを感じるほどです。

いつまで持つか。

 

とにかく、当分はブログのネタに困らないようです。

 

さて、メキシコとの国境に壁を築くというとんでもないプランに大統領令を発しました。

その費用はメキシコに全額を負担させるとし、それに反発してメキシコ大統領は予定されていた首脳会談をキャンセル、両国の関係は一気に悪化するようです。

 

しかも、壁建築費用のためにメキシコからの輸入品に20%関税をかけるとか。

 

headlines.yahoo.co.jp

私もこれまでここに色々書いているように、必ずしも自由貿易体制というものを容認しているわけではありませんが、このような乱暴な手段で貿易阻害をしていけば大きな混乱が生じるでしょう。

 

あくまでも恫喝の手段であるとしても、度が過ぎています。

アメリカを尊敬するどころか怨嗟の声が世界中に広がるのは間違いなしでしょう。

 

そのようなトランプと我が安倍首相は首脳会談開催するそうです。

何が飛び出してくるのか、興味津々です。

 

アメリカ軍駐留経費は言うに及ばず、アメ車や牛肉の輸入押し付けでしょうか。

まるで数十年も前のまま頭の発達が止まってしまったかのような人です。

正しく言えば、アメリカ軍は基地使用料を日本に支払うべきですし、アメ車についてはこの前書いたとおり、せめて右ハンドルを作ってもってこいということです。

牛肉だけは自由化してもらった方が良いかもしれませんが。

 

なんでもゴリ押しすれば通るとでも思っているのでしょう。

日本はさすがにテロに走ることはないでしょうが、各国の不満は高まるでしょう。

それに対するに直接のテロ戦争に踏み込めばまたあっという間に軍事費膨張、アメリカの国家財政も怪しくなるでしょう。

 

しかし、それにしてもこのトランプ体制を期待しての株高騰というのは、投資家たちの理性を疑うものです。

せいぜい、インフラ投資や減税を期待してのことでしょうが、その先に待つのは国としてのアメリカの危機であることが判らないのでしょうか。

情けない連中です。