kamogawakosuke.info新たに選挙権を獲得した19歳の有権者の投票率は40%に満たなかったそうです。
とはいえ、全体の投票率は54%、ただ単に習慣的に投票する人と一緒にはできませんが。
問題はもちろん、改憲隠しの選挙争点であったことです。
与党はまったくそれに触れようともせず、それを報道メディアも追従しました。
野党側がいくら改憲阻止を訴えてもそれを徹底的に無視しました。
そして、選挙が終わるとすぐに動き出すという露骨さです。
2013年の参院選挙でも同様の手法で「特定秘密保護法」や「安保関連法」は与党側は取り上げる素振りもなく、選挙が終わるとすぐに制定に動きました。
同じような手に引っかかる国民があまりにも愚かだというしかないのですが、賀茂川さんは、”日本の選挙は少数の「組織票」と大多数の「無党派層」のせめぎあいとも言われる。安倍政権にとっては国民を政治不信に陥らせ、無関心な無党派層を増やすことが権力を維持し続ける早道なのだろう。”と書いています。
本来ならばこのような政治不信をもたらす政治手法は圧倒的に与党に不利であり選挙大敗が当然なのですが、それが与党の選挙戦術となりうるというのが日本の現状です。
アメリカから逃れて日本国籍を取得した賀茂川さんですが、この現状を心の中ではどうとらえているのでしょうか。
生まれながらの日本人である私もほとんど愛想が尽きかけているのですが。