爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

高校野球選手の出身地

甲子園の全国高校野球大会で熱戦を繰り広げられていますが、ネット上で面白いサイトを見つけました。
「甲子園球児における出身地と出場校」というものですが、ベンチ入り登録メンバーの出身中学がどの都道府県かというところを一目で分かるように表示したものです。
もちろん、地元の生徒ばかりと言う学校も数多くあるのですが、やはり全国各地(一番多いのは大阪)から選手を集めてという学校もかなりあるようです。

はなはだしいのは青○県代表の学校で、18人中青○県出身者は一人だけという状況です。

野球に限らず、高校のスポーツでは親元を離れて有力校に進学というのはもはや当然のことのようになっています。優れた指導者につきたいという要望も強いのでしょうし、学校側の推進がある方がさまざまな利点があるということもあるのでしょう。

「ゴルフ学校」「バドミントン学校」などというものが各県にある必要はまったくないと思いますので、まあ勝手にやってねという程度のことで良いのですが、野球の場合はちょっと事情が違います。
これは主催者側もテレビなどマスコミ側もみな「地元の代表」という形で宣伝をしているということから発生する問題です。
新聞は2面ほどに大きく扱われ、テレビも連日完全中継です。そこでは試合開始前に地元紹介のビデオも流れ、頑張れ○○県代表といった文字が溢れています。

そのような県代表のチームの選手がほとんど大阪や神奈川出身ということを知ったらあまり応援する気も無くなる人も多いのではないでしょうか。

他府県から選手を集めてとにかく実績を残したい学校も、甲子園で活躍しプロ野球への道をたどりたい選手も、まあ許されない行動を取っているわけではないので、勝手にやってもらって良いのですが、ただどういう風に応援するかと言うのはこちらの自由です。
私自身は大阪や福岡出身の選手を集めた県代表チームよりは隣の県でも地元の生徒ばかりでやっているチームを応援したい。

別に後ろめたい気持ちもないのなら、堂々とテレビでの中継で選手紹介の中で出身地も書いたらどうですか。それを見てどのように応援するかは自分で決めたい。