教育関係者ではなく、フリージャーナリストの前屋さんが学校教育と学習塾の関係について記した本です。
ゆとり教育から学力重視へといろいろな動きがありますが、学校教育行政の迷走から起こるあらゆる局面に学習塾側の付け込む隙があり、着々と勢力を強めています。
もともと、学校関係者からは強い敵意をもって見られていた塾ですが、その基本姿勢には変わりはないにしても実質的に学習塾を無視しては成り立たなくなった教育ですが、「合格」と「学力」を混同した論議はもはや止めるべきでしょう。
ここでもガラパゴス化してしまっているということなんでしょう。