爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「お父さん!これが定年後の落とし穴」大宮知信著

著者の大宮さんは1948年生まれ、団塊の世代と呼ばれるお年ですが、7年前の61歳の時にこの本を出版されました。 ご本人は数々の職業を経験のあとライターとして活躍されたそうですが、ちょうど同年輩の人たちが定年を迎えた頃だったはずです。 私がち…

「木簡・竹簡の語る中国古代」冨谷至著

木を削って作った木片に文字が書いてある「木簡」というものが古代の遺跡から掘り出され、そこに書いてある文字が解読されたというのは今でも時々ニュースになります。 紙と言うものが書写用の材料として使用される以前にはそのような物に書かれることによっ…

「ヒトはこうして増えてきた 20万年の人口変遷史」大塚柳太郎著

世界の人口は70億を越え、食糧や資源の不足が心配されるという話題は頻繁に出てきますが、それにもかかわらず世界人口と言うものが歴史的にどのように変遷してきたかということはさほど知られていないようです。 本書は人類生態学が専門の大塚さんが約20…