昨年12月にフィンランドに34歳の女性首相が誕生しました。
若い女性であるということ以外にも、他の国とくに日本などでは見られないような特徴があるようです。
賀茂川さんはそればかりでなくフィンランドの国情など多くの点で日本は見習うべき事が多いとしています。
フィンランドなどの北欧の国々の状況は「高福祉・高負担」と言われており、特に「高負担」のところに重点を置かれて紹介され「あんなに税金を払うのは嫌だろう」と誘導されているようです。
しかし、実際のところは「高福祉」の恩恵が非常に大きいようです。
北欧諸国は福祉国家として知られる。よく言われるのは「高福祉・高負担」だが、税金は高いが医療や教育などの普遍的な社会保障は無料か、かなり低く設定されているため、国民は公平にその恩恵を受けることができる。高齢者のケアや幼児の保育も社会制度として備わっており、高齢者の介護は家族ではなく国や自治体が法的な責任を負っているため、自宅での自律が困難になれば医療支援の共同住宅に移るが、そうしたサービスも国から支払われる年金で賄える程度の金額で利用ができる。
この辺のところは、いびつな形でこれに近づきつつある日本では重要課題になりつつあるようです。
賀茂川さんも日本が北欧に学ぶべきところは多いとしていますが、さてどうでしょう。
「考える」ということを避けたがる日本人にはいくら良い教材があっても参考にもできないのでは。
「景気を良くする」としか言わない政治家に投票し続ければ何か良くなるかのように思い込む。
日本人として産まれた私でもいい加減飽き飽きしています。
アメリカから日本にやってきて帰化した賀茂川さんも、相当幻滅はしているのではないかと思います。