賀茂川さんブログはアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定したということです。
3月の話だと思いますが、何か状況を見ていたのでしょうか。
政策金利を引き上げるというのは、景気が上向きインフレ傾向が強まった際に引き締めのためということでしょうが、アメリカ経済が上向いたというデータはないようです。
賀茂川さんの解説では、FRBは12の連邦準備銀行の集合体に過ぎず政府の機関ではないからということです。
そしてその連邦準備銀行もすべて国際金融資本の出資によるもので、政府のための組織ではなく、あくまでも銀行と顧客の利益だけを考えているということです。
中央銀行制度というものが、政府の政策を必ずしも支持しないというのが制度の肝心なところなんでしょうが、それにしても金融資本のためという組織論理があるのでは国民のための政策なんていうものは考慮もされないのでしょう。
それでは日本銀行はどうなのか。
日銀の株の55%は日本政府が持っているものの、残りの株式の所有者は非公開だとか。
誰のための政策を取っているのか。そこが問題のようです。