爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1184 FRBが利上げを決定

賀茂川さんブログはアメリカ連邦準備制度理事会FRB)が利上げを決定したということです。

3月の話だと思いますが、何か状況を見ていたのでしょうか。

 

kamogawakosuke.info

政策金利を引き上げるというのは、景気が上向きインフレ傾向が強まった際に引き締めのためということでしょうが、アメリカ経済が上向いたというデータはないようです。

 

それではなぜFRBがは金利を上げたのか。

賀茂川さんの解説では、FRBは12の連邦準備銀行の集合体に過ぎず政府の機関ではないからということです。

そしてその連邦準備銀行もすべて国際金融資本の出資によるもので、政府のための組織ではなく、あくまでも銀行と顧客の利益だけを考えているということです。

 

中央銀行制度というものが、政府の政策を必ずしも支持しないというのが制度の肝心なところなんでしょうが、それにしても金融資本のためという組織論理があるのでは国民のための政策なんていうものは考慮もされないのでしょう。

 

それでは日本銀行はどうなのか。

日銀の株の55%は日本政府が持っているものの、残りの株式の所有者は非公開だとか。

誰のための政策を取っているのか。そこが問題のようです。