爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

森友、南スーダン、文科省天下り 官僚の大暴走が起きている

このところの政治にまつわる問題と言えば、森友学園の国有地払い下げ疑惑、南スーダン派遣の自衛隊の日誌の隠蔽、文科省高級官僚の違法天下りといったところでしょうか。

 

国会では野党の追求も激しいものになっていますが、どうもそれらは安倍首相や稲田防衛大臣の事件との関係を暴いてやろうという程度のものになっているようです。

 

それもかなり怪しくなってきたようですが、私は問題の本質はそこにはないと考えます。

 

これらの問題はすべて官僚の大暴走と言えるものです。

 

森友学園事件では、安倍や稲田がいくら籠池元理事長と親しかろうが、それ自体は何ら問題となることは(たぶん)ありません。

しかし、財務省などの官僚が国有財産払い下げにあたり価格を操作するようなことをすれば問題です。(合法性を確保していますが、それも彼らの犯罪性です)

 

自衛隊の日誌隠蔽は、防衛大臣の責任を問題視していますが、それよりも防衛官僚が大臣を軽視し(まあそれはあの大臣の問題点かもしれませんが)やりたい放題の情報隠蔽を図った事自体が問題でしょう。

 

文部官僚の大学などへの違法天下りについては語るに堕ちたものと言わざるを得ません。

 

 

野党がこれらのスキャンダルを自公政権攻撃に使いたい気持ちは分かりますが、どう見ても官僚そのものの問題点でしょう。

民進党が官僚に触れたくないのは、自らの政権が事実上官僚を主体とする勢力に潰されたのがトラウマになっているのでしょうか。