爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1131 TPP批准を阻止へ

前回のNo.1130でも少し触れられていましたが、賀茂川さんの今回のブログはTPP交渉合意についてのものです。

No. 1131 TPP批准を阻止へ | 耕助のブログ

この交渉は守秘義務を負わされており詳細は公表されていないということ(それ自体が非常に問題のものですが)で、それをどうやって批准するのだという疑問が第一に考えられますが、内容はほぼリークされている通りでしょう。

 

記事中にあるように、2012年の衆議院選挙、安倍が詐欺同然の公約で圧倒的議席を獲得し、現在のやり放題政治の基となった選挙ですが、その自民党マニフェスト中に「ISD条項は国の主権を損なうので反対」とあったそうです。

ちょっと調べてみました。2012年の選挙公約の詳細を記した総合政策集

http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/j_file2012.pdf

の第109項に、TPP交渉参加について上記の文言が明記してあります。

 

ISD条項とは海外投資家が投資先の国家の法規制等により被害をこうむった時には(アメリカを中心とした)裁定機関に提訴し(自分たちに有利な)判決を引き出すことができるというもので、国家主権を大きく侵害する可能性が強いものです。

これも実際に今回の交渉成果に含まれているのかどうか分かりませんが、おそらく入っていることでしょう。

 

なお、ついでながら上記の選挙公約を見直してみるとその後の政治と言うものがあまりにも安倍の策略通りに進んでいることに今更ながら驚きます。

 

賀茂川さんも触れているように、アメリカでもヒラリー・クリントンが慎重姿勢を見せている他、多数の反対議員が登場していますし、ほかの国でも声が上がっています。

(日本では自民党議員はなんの反対もしていませんが)

マスゴミは安倍宣伝機関と化しておりTPPも賛成報道が多いようです。反対するとしても米や畜産農家への配慮を求める程度で根本的に反対と言うものは無いようです。

しかし、こんなものは批准しなければ発効しません。ぜひ他の政策への反対と連携して自民党政府にレッドカードを突き付け葬り去りたいものです。