爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「男の更年期」柏瀬宏隆、岩本晃明著

男性にも更年期障害があるということは、遅ればせながら段々と浸透してきたようですが、それについて精神科の柏瀬さんと泌尿器科の岩本さんが解説をされたものです。

男性更年期障害は性ホルモンのテストステロンの分泌量の低下によるものですが、著者の専門が示すように、精神科領域の問題点が非常に大きいようです。その精神的症状はうつ病のものと似通っており、またどうしてもストレスが最高潮に達する年代と重なるためにうつ病なのか更年期なのかという見極めは治療のためにも相当難しい判断になるそうです。

更年期というと男性の場合は性機能だけが注目されるようですが、女性と同様に精神的、循環器系、感覚障害等いろいろな症状が現れることがあるようで、それも見逃さないことだそうです。

私自身もその年代の真っ只中ですので、いろいろな症状の記述が全くその通りで身につまされます。医者に相談した方が良いのかという思いにもなります。
特に最近肩こりと耳鳴りがひどいのですが、それもその症状の一つなんでしょうか。