フリーライターの牧野さんが戦後から2006年までの失言の歴史を振り返ったものです。
それ以降も続々と発せられているのは間違いありません。
70年代以降のものはその当時の報道の雰囲気なども記憶にありますが、それ以前はあとで聞いた話ばかりで、詳しいことは知りませんでした。貧乏人は麦を食えとか、ばかやろう解散とか、有名なものもありますが、その辺の事情もわかりやすく解説してあります。
しかし、やむをえないものもありますが、ほとんどがあほらしくなる様な失言集で、その程度の政治家が偉そうな顔をしているのが日本の政治なのかと、改めてがっくりします。
最後の索引でみて、登場人物3傑は、森喜朗、中曽根康弘、石原慎太郎でした。