爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「頭の中は最強の実験室」榛葉豊著


思考実験という分野を扱った、静岡理工科大学講師の方の著書です。
簡単には実験ができないような物理学の仮説検証に思考実験を使うという話は聞いたことがありましたが、哲学や数学、論理学でもそのような手法があるというのは面白いものです。

ただし、その内容は非常に難しく個々の例はあまり理解できなかったというのが本当のところです。

自分自身は生物化学系でずっと過ごしてきましたので、完全に実験科学の分野でしたが、実際に実験をやらずにやったつもりで考えるということは頻繁に行ってきました。実験費用が限られていたので。
その意味とは少し違うようです。