男女共同社会参画基本法なるものが施行され、男女平等が法律的にも保証され推進されているはずにも関わらず、いまだに道は遠いと言う状況ですが、そういった現状を嘆いたものかと思って図書館で選んで借りてきた本ですが、まったく内容は異なりました。
執筆者は他にも10人以上いますが、どれも皆こういった傾向を推進する人々が大嫌い(商売上そういう風に装っているのかも)のようで、いろいろと例を挙げては(本当かどうか知りませんが)口を極めて罵るというタイプの本です。
ジェンダーフリー論者とか、フェミニズム論者といった人々が、男女平等を推進するあまりに極端な言動、行動をとるということはよくあるという噂は聞きますが、ここではそういった噂話を尾ひれをつけて書いてあるというものです。
行き過ぎた性教育であるとか、中学・高校でも体育の着替えを男女一緒にさせるとか、本当にあるとすればちょっと問題だとは思います。そういった人々は決して本当の「男女共同社会参画」には向かっていないとは思いますが、かといって本書のようにそれを攻撃するだけと言うのも今回の東京都議会議員のセクハラ野次と同様のレベルのように感じます。