爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

驚いた運転「逆走の現場目撃」

先日の夜7時過ぎに車で出かける用事ができ、走っていました。

 

都会ならまだまだラッシュのさなかでしょうが、熊本の田舎町ではもう夕方の帰宅は一段落し、走る車も減ってきている時間です。

 

田舎町に数箇所しか無い片側2車線の広い道路を右折し、その先も片側2車線の道路に入ったのですが、その少し前から私の直前を走っていた車が右折後になんと反対車線の中央よりの車線を逆走し始めました。

 

対向車も来ないまま、100mくらいは走ったでしょうか。

ようやく来た対向車がクラクションでも鳴らしたのか、ようやく正規の車線に戻りました。

 

その少し前から後ろを走っていたのですが、もみじマークもかすれているようで、相当な高齢ドライバーらしく、また走り方も安定せずにスピードも遅く左右にふらつくようでしたので、ちょっと車間距離を開けてついていったのですが、まさかあんなことをしでかすとは。

 

その先で右折しましたので、「右車線を走る」ということに思考が飛んでしまい、右車線のさらに右側、対向車線の中央寄り車線を走ってしまったのでしょう。

対向車がスピードを出していなくて良かった。

 

よくニュースなどで話に聞く「逆走」ですが、初めてその現場を目撃しました。

「全体主義の起源」ハンナ・アーレント著

かねてから名前だけは聞いていたハンナ・アーレントですが、最近その伝記を読んだこともあり、代表作の「全体主義の起源」に挑戦してみました。

 

sohujojo.hatenablog.com

ドイツ生まれのユダヤ人であり、ナチスの迫害を際どく逃れたアーレントの著作ですので、全体主義としてはナチスドイツを指し、さらにユダヤ人虐殺を大きな主題としているのは当然のことでしょう。

したがって、現代でもその危険性を増している全体主義そのものを考えるという意味では直接は参考にしづらいものかもしれません。

 

本書は邦訳版は3部になっており、今回読んだのはその第1巻のみです。

構成としては、第1巻反ユダヤ主義、第2巻帝国主義、第3巻全体主義と別れており、できることなら3冊を通読してから読後感を持つべきなのでしょうが、非常にボリュームも大きく、このまま3冊を読んでいったら最初の方は忘れそうです。

 

冒頭に翻訳者による注釈があり、アーレントはこの本を1951年に英語版として発表し、その後ドイツ語版を1955年に出版したのですが、この日本語版はドイツ語版からの翻訳であるということです。

この前の伝記にもありましたが、アーレントは当時暮らしていたアメリカで英語版を最初に発表したのですが、その後母国のドイツでも発行する際に、かなりの加筆修正をしています。

したがって、さらに外国語に訳する場合はドイツ語からの方が妥当ということでしょう。

 

第1巻は、ヨーロッパで暮らしていたユダヤ人に対して、反ユダヤ主義というものがどうして発生していったかという点について書かれています。

ヨーロッパと言っても国によってユダヤ人に対しての姿勢も異なり、英仏では比較的緩やかなのですが、他国では厳しく差別もあったようです。

また、昔から金融業を専門としていたユダヤ人に対しては、国家の財政を任せる代わりに特別扱いということもされていたようですが、逆にそれが反ユダヤ主義を強める理由にもなっていたようです。

日本でも財務省官僚などという連中は、極めて尊大な態度を取っていますが、これが彼らのみ別人種ということにでもなれば、どういう感覚かということは想像できます。

 

ヨーロッパのユダヤ人を巡る問題として、ベンジャミン・ディズレーリやドレフェス事件を扱って第1巻は終了します。

 

本番はこの後の第3巻なのでしょうが、そこまで読み続けるかどうか、迷います。

 

 

夢の話「国際学会に出席」

久しぶりに暑くて寝苦しい夜に見た夢はそれほど悪夢というものではありません。

寝ている時の状況と夢の内容とは関係ないのでしょうか。

 

国際学会とは、一応「使用言語が英語」のものとしておきます。

開催地は日本国内の場合もあり、海外の場合もある(というかほとんどこちら)のですが、今回の夢の中では日本国内の会場のようでした。

しかし、国際学会ですので海外からの出席者が多数であり、どこを見ても外人だらけということになります。

 

会場はとても大きな場所のイメージです。

実際にこのような建物に行った記憶はありませんが、似たような建物の印象をつなぎ合わせて一つの建物にして夢を見ているのでしょうか。

 

吹き抜けのエントランスホールは非常に大きな空間があり、正面にメインの受付、そして壁面に沿って多数のエレベーターが配置されています。

 

参加者は数千人、それが押し寄せて来ており、大変な混雑となっています。

 

会場のホールはなんと9階、そこまで登らなければいけないのですが、エレベーター前には多くの参加者が待っていて、乗れるまでには相当時間が掛かりそうということで、階段を歩いて9階まで上がることにします。

一歩登り始めたところで夢から覚めてしまいました。

 

 

もう30年近く前の、会社の研究所に所属していた頃は学会にも時折参加していました。

しかし、「国際学会」に参加したのは2回だけです。

国内が一度、これは微生物関係、そしてアメリカに出かけたのが薬品関係の学会でした。

アメリカでは自分で発表しなければならず、相当なプレッシャーがかかったものです。

国内での参加は聞いてくるだけだったので気楽でした。

 

今思えば、大変なことはたくさんあったけど、やはりワクワクするような体験でもありました。

「関東大震災記憶の継承」関東大震災90周年記念行事実行委員会編

1923年に起こった関東大震災、それから90年が経った2013年にその記憶をまとめる活動としてまとめられた本です。

 

90年以上前とは言いながら、今でもホットな話題を提供してくれます。

小池都知事が追悼行事にこれまでの都知事が出してきた追悼文を拒絶したとか、

小池百合子東京都知事の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼文送付拒否問題について | 希望のまち東京をつくる会 宇都宮けんじ公式サイト

北朝鮮が、当時の朝鮮人虐殺の真相解明と、謝罪賠償を求めたとか、

www.tenkinoarekore.com9月1日付近にはそういったことが今だに吹き出してきます。

それはなぜか、と考えるには、この本のようにその時に本当は何が起きたのかということを、調査研究している人々の解説を見ておくことは有益でしょう。

 

関東大震災では、建物倒壊や火災により多くの人が死亡したのですが、それとともに、地震後の混乱の中で、朝鮮人、中国人や社会主義者などが殺害されたということも知られています。

(ただし、近年はこれらを隠蔽しようとする勢力も強くなっています)

しかし、その中でも日本人社会主義者の虐殺はある程度明確になっていても、朝鮮人中国人がどの程度殺害されたかということはあまり知られていません。

 

この本を読んで驚いたのは、その実態がほとんど調査もされていないということです。

殺害被害者の数も分かりません。

これを捉えて、「被害者数も曖昧な、”だから起きたかどうかも分からない”事件」だとする人々も居る始末です。

こういった事実も、この本の執筆者たちは細かく調査を続けています。

 

かつて、おぼろげながらも語られていたのは、「朝鮮人などが地震の混乱に乗じ、強盗や婦女暴行、井戸に毒を入れるといったデマに対抗して自警団が作られ、彼らが朝鮮人などを捕らえて殺害した」というものです。

しかし、本書によれば、その多くに警察や軍隊などの官憲が主導権を取り、実際の殺害も多くは実行したようです。

彼らはその後は徹底的に隠蔽工作を行ったために、自警団が自然発生的にやったというイメージを確固としました。

しかし、部分的に残された記録からも軍と警察主導というのは誤りのないことのようです。

 

このような状況で、また東京近辺にアメリカ軍の空襲が加えられた太平洋戦争時には、震災時の記憶として「朝鮮人の暴動」というものだけが民衆の意識に植え付けられていたために、空襲被災時には朝鮮人を危険視する動きがあったようです。

 

また、これもよく知られた挿話として、「朝鮮人と間違えられた聾者(話のできない人)が多数虐殺された」というものがあります。

朝鮮人かどうかを調べるために、日本語の話し方がどうかを見るということが自警団を中心に実施されたのは事実です。

その際に、話のできない聾者は朝鮮人だと決めつけられ、殺害されたというものでした。

しかし、詳細に調査をしてもただひとり、東京聾唖学校の生徒が殺害されたという記録はあるものの「多数」ということは証明されないようです。

 

非常に重い話ですが、まだきちんと決着されていない事件であったと思います。

 

関東大震災 記憶の継承―歴史・地域・運動から現在を問う

関東大震災 記憶の継承―歴史・地域・運動から現在を問う

 

 

自民党総裁選、小泉進次郎の行動は親譲りの狡猾な手法

先ごろの自民党総裁選で、小泉進次郎が石破支持を表明したものの投票の寸前であったことが議論となっています。

news.livedoor.com

いわれのない?小泉人気から、彼が早く石破支持を明らかにしていれば得票数も変わってきただろうということですが、見え透いた手法でどちらの恨みも買わずに済まそうという、父親譲りの狡猾な行動と言えるでしょう。

 

確かに早めに石破支持を表明すれば特に地方の党員票は石破に流れたでしょうが、それでは安倍からの恨みをかってあと3年は冷遇されるとでも思ったのでしょう。

かと言って、安倍支持などしたところでニュースにもならない。

ここで双方に恩を売るようなギリギリの行動だということでしょうか。

 

それにしても、大抵の専門家は見切っているはずのあの小泉政治、そのマスクと一見きっぱりとしたような行動で取った父親の人気をそのまま受け継ぎたいというのが明らかな進次郎ですが、どこまでそれが通じるか。

 

安倍支持に雪崩現象のように飛びついている議員連中の全体主義愛好者的な性向にも世紀末(今から?)を感じますが、顔とスタイルだけで進次郎に飛びつく一般党員票にも落胆します。

 

田中宇さんによれば「トランプと安倍の友好関係は終わった」そうです。ホントかいな。

田中宇さんの「国際ニュース解説」によれば、トランプと安倍のこれまでの友好は終わり関係が悪化しているということです。

tanakanews.com

このサイトは田中さんが有料で配信している記事が多く、全部は読めないものがほとんどですが、上記記事は無料で公開されています。

 

私のこれまでの観測では、安倍の卑屈なまでのトランプ支持は継続しており、いつまでも続いて一蓮托生となるのではと思っていました。

 

しかし、田中さんは貿易赤字の協議に入ったところから安倍はトランプに見切りをつけており、交渉にもまともに応じていないということです。

 

この見方にたてば、先日のウラジオストクでの出来事も別の解釈ができるようです。

安倍は無能だから即答できなかったのではなく、すでにプーチンと同様の理解が進んでいたとか。

 

プーチンとの関わりばかりが目立ちましたが、実は習近平とも密談を重ね、貿易戦争での共闘も話されたとか。

 

どうもにわかには信じがたい筋書きですが、どうでしょう。

 

南北対話はアメリカの中継ぎどころか、そちらが先行しそうな勢いさえ見せています。

在韓米軍が問題となれば確かに在日米軍も存在自体が問題化する可能性もでてきます。

 

非常に面白い話なんですが、田中さんの記事を全部読むには有料会員とならなければならないので、無職老人としては厳しいところです。

 

JAF(日本自動車連盟)機関紙JAF mateより

 一応JAFに加盟していますので、機関紙が送られてきます。

今月号には、この前にアンケートを取った結果が掲載されていました。

車にかかる税金が負担に感じるかどうかというアンケートが数ヶ月前に実施され、その結果が出たそうです。

 

それによれば車の税金が負担と感じる人が98%になったとか。

 

実は私もこのアンケートには回答していまして、それは「負担ではない」という答えでした。

ということは、集計結果において「負担に感じない」という0.4%に入ったということになります。

 

まあ、だいたいこのようなアンケートで正論が通るとは思っていませんが、この0.4%に入ったということは、名誉のようなものです。

 

ここで何度も繰り返し主張していますが、現代の車社会というものは、エネルギー収支の上でも、人々の安全の上でも、根本から間違っています。

さすがに近年は下がっているとは言え、事故での死亡者数が毎年数千人、テロより、殺人事件被害者数より、はるかに多い犠牲者を出しています。

 

どう見ても正気とは思えない社会の有り様ですが、皆が車社会の便利さに目をくらませているためにおかしいとも思いません。

 

せめてもの歯止めとして車の使用には高額の税金を課すことが必要なのですが、JAFの会員諸氏はそういった社会の問題点にはまったく気づかず(あるいは気づかないふりをして)自動車税は過大という答えを出したのでしょう。

 

まあ、現段階で私の主張というものはとても共感を呼ぶものとは思いませんので、この数字は落胆を呼ぶものではなく、かえって孤高の人らしいとやせ我慢をしておきます。

 

なお、このJAF機関紙で毎月参考にしている「危険予知訓練」では今回は高速道路における横風の危険性でした。これは誰もが肝に銘じてほしいものです。

 その他の記事の誤りを十分に取り戻せる価値がこの毎月の「危険予知」にはあります。

こういった記事だけにしておけばいいものを。