爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2014年を振り返る 7月〜9月

7月 
  集団的自衛権解釈変更 
   自公あわせて衆議院で2/3を越えたということで改憲に進むのかと思っていましたが、なんと閣議で憲法解釈変更という奇襲に出ました。前から印象が悪かった現首相ですがこれで決定的にイメージを悪くしました。

  マレーシア航空機撃墜 
   ウクライナ上空を飛行していたマレーシア航空機が地対空ミサイルで撃墜されたと見られる事件が起こりました。地上では激しい戦闘も起きているその上空を民間機が飛行しているというのも驚きでした。しかし今は高度1万メートルの高空の飛行機でも撃墜できるのですね。第2次大戦時にこのような武器があれば日本全土の空襲もかなり違ったものになったのでしょうが。

8月 
  エボラ出血熱感染拡大 
   まだまったく終結していませんが、西アフリカの各国で感染が拡大してきたのがこの頃でした。感染者の体液に直接触れなければ感染しないと言うことで急激な流行は起こらないのですがなかなか終息しません。衛生状況の悪さと言うものも影響しているのでしょう。

  デング熱患者発生 
   日本ではデング熱が発生しました。東京で公園に生息している蚊から感染したと言うことで大騒ぎになりました。冬場になり蚊も生息できなくなり落ち着きましたが来年暖かくなればどうでしょうか。

  これまた私事ですが、以前勤めていた会社の同僚と久し振りに会って飲みました。会社の様子もかなり変わったようです。だんだんと当時の事も忘れるようになり、人の名前も出てこなくなりました。

  広島土砂災害
   この夏はほとんど晴れることもなく雨天続きだったのですが、広島市で大規模な土砂災害が発生、多くの人が亡くなりました。事故現場の写真を見るとよくこんなところに家を建てたものだとあきれます。広島は平地が乏しく宅地開発が難しいようですが、なし崩しに危険地域まで宅地を作っていった責任はあると思います。
   なお、冬の大雪もそうですが夏場の悪天候も特徴的な年でした。これでもまだ温暖化と言い続ける人が居るのには驚きます。

9月 
  テニスの錦織選手が全米オープンで準優勝 
   このところの大会では上位進出も多かったのですが、この大会でようやく決勝まで進出し、惜しくも準優勝となりました。テニスは卓球やバドミントンほどではないにしても、ほとんど番狂わせがない種目のようで、ランキング上位の選手にはなかなか勝てなかったのですが、突破できるようになったようです。今後の活躍が期待されます。

  スコットランドの独立を問う住民投票開催、辛くも否決 
   分離独立を住民投票で決めると言うこと自体かなり珍しいことですが、なんとか投票までこぎつけたもののわずかの差で否決されました。まあ可決された場合の混乱はひどいものになるでしょうからまだ良かったのかもしれませんが、影響は大きいようでスペインでもカタルーニャの独立派が力を強めそうです。日本も沖縄は無風とは言えないと思います。

  木曽の御嶽山でいきなりの火山爆発 
   ほとんど前兆もないままの噴火だったので多くの登山者が犠牲になりました。今年は他にも多くの火山活動が起きており、日本全土で火山活動が活発となる兆候があります。さらに大きな噴火につながると言うことが無ければいいのですが。しかしたまたま紅葉時期の土曜日の正午過ぎという最悪の時間帯になってしまいました。たとえば冬の夜間であればおそらく一人の犠牲者もなく済んだかもしれませんが、残酷な偶然となりました。