2013-05-21 「日本語と中国語」劉徳有著 読書記録 著者は中国大連生まれで戦前に日本語教育を受け、戦後には中国と日本との対話の際に通訳を務めてこられた方で、1955年の郭沫若来訪の際も同行し、その後日本にも長く滞在されているそうです。 現代の日本語、中国語のどちらにも通じているということで、なかなか面白い着眼の話がいろいろとありました。 現代の中国語では、IT関係などを中心に英語の侵入が多く、これまでのように翻訳語を作成するというのも不可能になり、そのまま使うという方向になってきているそうで、日本の状況に近づいているのかもしれません。